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オートデスク ニュース

デザインと創造(Design & Make)を実現するための Autodesk AI を発表

米国 Autodesk 社は、先般開催した Autodesk University 2023 にて、私たちを取り巻く世界をデザインし、創造するあらゆる業界において、創造性を解き放ち、問題解決を支援し、非生産的な作業を無くすことのできるテクノロジーである Autodesk AI を発表しました。Autodesk AI はデザインと創造のプラットフォームにネイティブ搭載されており、Autodesk の製品で利用可能です。お客様が想像と探求を自由に行ないながら、正確で確実かつ革新的な結果を生み出せるよう、インテリジェントな支援と生成機能を提供します。

Autodesk の社長兼最高経営責任者(CEO)のアンドリュー・アナグノストは次のように述べています。

「Autodesk は、デザインと創造に関わるあらゆる業界の信頼できるテクノロジー パートナーであり、お客様が直面する課題に取り組み、それらをチャンスに変えるための手段として AI を捉えています。Autodesk AI は、デザイナーやエンジニアが学習に要する時間を短縮し、生産性を大きく向上させ、イノベーションを加速できるよう支援します」

AI のように大きな可能性を秘めたテクノロジーはそうそうあるものではありません。

Autodesk は、長年 AI の最前線で研究を続けてきた専門家たちとともに、デザインと創造のために AIの発展を継続的に推進していくための独自の立ち位置を築いています。これまで、Autodesk の AI Lab は 60 を超える査読付き研究論文を発表し、最先端の AI と生成 AI をさらに前へと推し進めてきました。

また、Autodesk における AI への投資について、アナグノストは次のように述べています。

「AI はデザインと創造の未来であり、Autodesk はいち早くそこへの移行を進めています。当社は、世界で最も創造的で大きな影響力を持つあらゆる業界が交わる場所に位置しています。AI はお客様のビジネス、そして世界全体により良い結果をもたらす変革の可能性を秘めており、Autodesk では今後も AI への投資を続けていく構えです」

Autodesk AI では、生産性を高めるだけでなく、野心と創造性を掻き立てるツールを提供することで、新しい建物や道路の建設、製品やスマート デバイスの製造、さらには魅力的なメディアやエンターテイメントの制作において、お客様が今ある課題に対処できるよう支援します。

まもなく発表される AI に関する特別報告書『2024 State of Design and Make』では、調査対象企業の 77% が、今後 3 年間で AI への投資を増やす、または大幅に増やす予定であると回答しています。また調査対象となった企業のリーダーの 66% が、2~3 年の内に AI は必要不可欠な技術になるであろうと述べています。

Autodesk の最高技術責任者(CTO)のラジ・アラスは次のように述べています。

「セキュリティと AI の倫理的な利用に向けた取り組みを通して、Autodesk ではお客様のニーズに対応する責任のある AI ソリューションの提供に焦点を絞っています。デザインと創造の方法を改善するために、今後も Autodesk のプラットフォーム全体(既存の製品とインダストリークラウドの両方)で Autodesk AI を提供していきます」

現在、Autodesk AI は Autodesk の様々な製品で利用でき、絶えず新機能の開発が進められています。また Autodesk AI は、創造的な探求と問題解決を促進し、反復作業を自動化してエラーを最小限に抑え、他の業務に時間を回せるようにします。さらには、複雑なプロジェクト データを分析して、予測インサイトを提供します。

 

建築・エンジニアリング・建設業での使用:

  • Autodesk FormaTMを使用することで、風、騒音、建物運用時のエネルギーの解析をすばやく行えます。これにより、計画と設計の初期段階でスマートな意思決定を行ない、より良い結果を出すことが可能です。
  • InfoDrainage では、Machine Learning Deluge ツールを通して、水害を防止・被害を軽減するための、調整池や湿地の最適な配置に関するフィードバックが提供されます。
  • AutoCAD® は 、AI を利用して手書きやデジタルのマークアップを読み取ることで、製図の反復作業にかかる時間を短縮します。これによりユーザーの意図を判断し、内容に応じたアクションを推奨することで、変更を簡単に取り入れることができます。
  • Construction IQ は、AI を利用して、品質、安全性、コスト、スケジュールに影響を与える可能性のある建設上のリスクを予測、防止、管理します。

 

製造業での使用:

  • Autodesk が先般買収したAI の生成AI機能により、自動車業界でのコンセプチュアルデザインの探索が可能になります。その結果、短期間で結果が得られ、高度な技術スキルがなくても、意味制御と自然言語を利用して、3D モデルをリアルタイムですばやく作成、調査、編集できるようになります。
  • Autodesk FusionTM では、製造方法、性能、コストなどの面で最適化された製品設計を自動で生成できます。
  • Fusion ワークフローの開発も進められており、テンプレート化されたコンピュータ支援による製造(CAM)のツールパスを自動作成し、必要に応じてユーザーが調整できるようになります。また、自動製図により、図面作成、ビュー配置、注釈のワークフローに関するインタラクティブなエクスペリエンスがもたらされます。

 

メディア & エンターテイメント業での使用:

  • Autodesk FlowTM のジェネレーティブ スケジューリング機能は、チームと予算の間で絶えず変化する数値を管理することで、メディア&エンターテイメント制作のスケジュール設定を自動化します。ジェネレーティブ スケジューリングによって、従来は何日もかかっていたプロセスで数分の内に結果を出せるようになり、リソースを予測、計画、調整し、必要に応じてクリエイティブな余力を確保することができます。
  • Autodesk Flame は、AI 技術を利用して、キー入力、空の置き換え、見た目の修正、カメラ トラッキングなど、アーティストの手動タスクを自動化します。Maya® のAIベースのワークフロー(現在、ベータ版を提供中)は、アーティストが自然言語テキスト プロンプトを使用して Maya のシーンデータと相互作用するための新たな方法を提供します。Wonder Dynamics との提携 により、Maya プラグインが提供され、コンピュータで生成されたキャラクターにAIを活用して自動で命を吹き込み、実写シーンのなかで生き生きと動かせるようになります。

 

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Autodesk Japan Communications

オートデスク株式会社 コミュニケーションズチームです。企業情報、製品・サービスからテクノロジーやパートナーシップまで幅広いトピックに関する記事をお届けします。

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