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オートデスク ニュース

BIM データを活用した生産性のさらなる向上を目指し「戦略的提携に関する覚書」(MOU)を締結 

~Autodesk Revit/Autodesk Construction Cloud を中核に、空調・衛生・電気設備の連携を強化するワークフローを構築~ 

ダイダン株式会社(本社:大阪市西区、代表取締役社長:山中 康宏、以下、ダイダン)と、米国 Autodesk 社(本社:米国カリフォルニア州/プレジデント兼 CEO:アンドリュー・アナグノスト、以下、Autodesk)は、BIM データを活用した生産性の更なる向上を目的に、「戦略的提携に関する覚書」(以下、MOU)を締結しました。

背景〉 

国内建設市場は活況が続いているものの、残業規制や労働力不足、建材価格の高騰といった課題が依然として山積しており、生産性向上が急務となっています。このような状況下で、DX や BIM の活用が注目されており、国土交通省が 2026 年春から BIM 図面審査を用いた建築確認申請を開始するなど国を挙げた取り組みも活発化しています。 

ダイダンは、長期ビジョンおよび中期経営計画に基づき、空調・衛生工事を「収益の基盤となる事業」、電気工事を「変革する事業」と位置づけ、総合設備業工事から「空間価値創造」企業への成長を目指しています。その一環として、DX を積極的に推進し、2021 年には経済産業省が定める「DX 認定」を取得し、DX 戦略において BIM を用いたワークフロー改革に取り組んでいます。 

〈MOU 締結の意義〉 

ダイダンは、BIM データを活用した効率的な施工体制の確立を重要課題と捉えており、空調・衛生・電気設備の連携を強化するワークフローの構築に向けて、Autodesk の BIM ソフト「Autodesk Revit®」(以下、Revit)※1と建設業に特化したクラウドサービス「Autodesk Construction Cloud®」(以下、ACC)※2をプラットフォームとして採用します。これにより、BIM データ活用を最大化し、より高い生産性と品質向上の実現を目指します。また、Autodesk を通じて、国内だけでなく世界中の DX や BIM に関する知見やリソースも積極的に活用していきます。 

MOU における主な取り組み〉 

  1. 空調衛生・電気設備の連携を強化するワークフローの構築 

コラボレーションを強力にサポートする Revit と ACC を活用し、フロントローディングも含めた空調・衛生・電気設備を一つのBIMモデルで総合的に検討できる環境を構築し、効率化だけでなく付加価値の向上を実現します。 

  1. データ駆動型のプロジェクト管理を実現し施工現場の「今」が見える仕組みづくりへ 

BIM データを中核に各種アプリケーションや ICT ツールのデータを集約し、データに基づいた的確な意思決定を実現することで、円滑なプロジェクト管理を行います。 

  1. CDE3およびデータプラットフォームを構築し、データの活用および連携を強化 

ACC を基盤としたデータプラットフォームにより、データ活用を促進し、プロセス全体の高度化を図ります。 

ダイダン株式会社 代表取締役社長執行役員 山中 康宏 

ダイダンは中期経営計画において「デジタル戦略方針および施策」の一環として建設 DX のさらなる推進を掲げています。特に施工業務における「人手不足」「長時間労働」の改善に向けた業務革新および働き方改革の手法として BIM を用いたワークフロー改革に取り組んでおります。今後 Autodesk 様のご支援を頂きながら、さらに空調・衛生・電気の連携強化による総合設備業としてのメリットの最大化、データを活用した業務効率化を目指します。 

オートデスク株式会社 代表取締役社長 / Autodesk, Inc. Japan Sales Vice President 中西智行 

Autodesk は現在ソフトウェアベンダーから建設、製造、メディア & エンターテインメント業界の DX を横断的に下支えするプラットフォームカンパニーへの転身を図っています。そのようなタイミングで、成長戦略の一環として BIM を基盤とした DX 推進に取り組まれているダイダン様と MOU の締結に至りましたことを大変光栄に思います。BIM 導入の流れがデータをつくる時代から、データを有効に使う時代に変わりつつあります。Revit と ACC の相乗効果を最大限に感じていただくためにも、頼れる DX 推進パートナーとして、ダイダン様のワークフロー改革を全力で支援してまいります。 

ダイダン株式会社 概要 

1903 年(明治 36 年)の創業以来、建物の建築設備(空調・給排水衛生・電気)の設計・施工を手がける総合設備工事会社です。 
日本全国ならびにシンガポールを中心にタイ、ベトナム、台湾で事業展開しています。 
企業理念「地球と社会と私たちの未来に、安全・快適・信頼の空間価値を届ける」のもと、長年培ってきた技術と経験を基に、お客様の建物に必要とされる空間をお届けしています。 

Autodesk, Inc. 概要 

1982 年に設立した Autodesk は、米国サンフランシスコに本社を構え、現在世界約 40 カ国・地域で事業を展開している「デザインと創造」のプラットフォームカンパニーです。サステナブルな建築物から次世代自動車、デジタルファクトリー、最先端技術を駆使した映画やゲームにいたるまで、ありとあらゆるものづくりのデザイン・設計・創造をテクノロジーの力でサポートしています。 建設、製造、メディア & エンターテインメント業界における業務の効率化・自動化を促進する業界に特化したソリューションを搭載したインダストリークラウドを提供するほか、部門間のみならず業界全体の連携を実現し、業務プロセスを横断的にサポートする「デザインと創造のプラットフォーム」を展開し、より良い未来を築くべく、新たな可能性に挑戦するすべてのイノベーターを支援しています。 

詳細については、https://www.autodesk.com/jp をご覧になるか、Autodesk のソーシャルメディアをフォローしてください。#MakeAnything 

※1 Autodesk RevitⓇ:Autodesk が提供する BIM ソフトウェア。意匠、構造、設備の多分野に対応しています。Revit API による様々なソフトウェアとの連携や部材の属性情報管理機能により、高次元なデータの利活用を実現します。現在 14 ヵ国語に対応しています。 

※2 Autodesk Construction Cloud®:Autodesk が提供する建設業向けプロジェクト管理のクラウドサービス。図面データのビューイング機能や業務管理機能などでデジタル化・見える化されたプロジェクト管理を実現します。多数の APIs により外部アプリケーションともシームレスに連携するデータプラットフォームとしての機能も併せ持ちます。 

※3 CDE:Common Data Environment(共通データ環境)。建設プロジェクトにおいて情報を一元的に管理・共有するためのシステムを指します。CDE は、プロジェクトチーム内の全関係者が効率的に情報をアクセス、編集、交換できる環境を提供します。 

Autodesk、Autodesk ロゴは、米国および/またはその他の国々における、Autodesk, Inc.、その子会社、関連会社の登録商標です。その他のすべてのブランド名、製品名、または商標は、それぞれの所有者に帰属します。該当製品およびサービスの提供、機能および価格は、予告なく変更される可能性がありますので予めご了承ください。また、本書には誤植または図表の誤りを含む可能性がありますが、これに対して当社では責任を負いませんので予めご了承ください。

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Autodesk Japan Communications

オートデスク株式会社 コミュニケーションズチームです。企業情報、製品・サービスからテクノロジーやパートナーシップまで幅広いトピックに関する記事をお届けします。

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