オートデスク、データ保存先の地域化サービスを拡充

～英国、ドイツ、インド、日本、カナダが新たに対象地域に～

建築・エンジニアリング・建設・運用（AECO）業界において、デジタルトランスフォーメーションは成長の原動力となっています。 多くのお客様にとって、次のステップはクラウド環境への移行です。クラウドによって、より円滑なコラボレーションや高度なデータ分析が可能になり、ビジネスの拡大が加速します。そして、クラウド移行が進む中で、プロジェクト データの保存場所に対する柔軟性や制御性、そして透明性への期待が高まっています。 

こうしたニーズに応えるべく、オートデスクはクラウド製品の地域化サービスの対象を拡大し、以下の製品において、英国、ドイツ、インド、日本、カナダを新たにプライマリ ストレージの地域として選択できるようになりました： 

• Autodesk Docs 

• Autodesk BIM Collaborate 

• Autodesk BIM Collaborate Pro 

• • Revit Cloud Worksharing（*） 

• • Collaboration for Civil 3D（**） 

これら5つの地域は、既存の対応地域である米国、欧州連合（EU）、オーストラリアに加わるもので、より多くのお客様がオートデスクのクラウドコラボレーション製品を導入・活用できるようになります。 

お客様にさらなる選択肢と柔軟性を

英国に拠点を置き、持続可能なモダン建築（MMC）ソリューションを手がける建設スペシャリスト企業「Reds10」は、地域内でのデータ保存をビジネス上不可欠な要件と考えています。Reds10 社の AI & テクニカルディレクター、スコット・レアード氏は次のように述べています。

「データは当社のあらゆる業務の基盤であり、英国法に準拠した安全な管理が不可欠です。当社は、政府主導のプロジェクトのみを手がけており、データのセキュリティやコンプライアンス、信頼性は決して妥協できません。英国リージョンにおけるオートデスクの地域化サービスは、プロジェクト データが英国管轄内に留まることを保証し、ローカル要件への対応を支援してくれます。これにより、コンプライアンス体制を強化するとともに、お客様にもデータの取り扱いに対する安心感を提供できます」

オートデスクの地域化サービスは、グローバル クラウド インフラである Amazon Web Services（AWS）を基盤としています。AWSのデータベース部門バイスプレジデント、コリン・レイジア氏は次のように述べています。

「AWSは、英国、ドイツ、インド、日本、カナダにおけるリージョナルデータ対応を通じて、オートデスクとの戦略的パートナーシップをさらに強化できることを誇りに思います。AWSのグローバルインフラを活用することで、データレジデンシーのニーズに応えると同時に、AECO分野のお客様が求めるパフォーマンス、セキュリティ、スケーラビリティを提供できます。この拡張は、デジタルトランスフォーメーションを推進するお客様にさらなる柔軟性と制御性を提供するという、両社の共通のビジョンを示すものです」

デザインと創造のプラットフォーム実現への一歩

この取り組みは、オートデスクが掲げるデザインと創造（Design & Make）のプラットフォームの実現に向けた重要な一歩です。

すべての製品とサービスにおいて、セキュリティ、プライバシー、レジリエンス、復元能力に関する高い基準を維持することで、お客様のプロジェクト データが安全に保たれ、信頼できるものであることを保証します。

今後の AECO 業界は「データ」を軸に発展していきます。オートデスクは、地域化サービスの対象地域を拡大し、より多くのお客様がこの未来に備えられるよう支援していきます。そして、これはまだ始まりにすぎません。

* Revit Cloud Worksharing のご利用には Revit 2021 以降のバージョンが必要です。クラウドモデルのアップグレード機能は、米国、EU、オーストラリアリージョンのみ対応しています。

** Collaboration for Civil 3D のご利用には Civil 3D 2020 以降のバージョンが必要です。

■Autodesk, Inc. ／オートデスクについて
1982 年に設立した Autodesk は、米国サンフランシスコに本社を構え、現在世界約 40 カ国・地域で事業を展開している「デザインと創造」のプラットフォームカンパニーです。サステナブルな建築物から次世代自動車、デジタルファクトリー、最先端技術を駆使した映画やゲームにいたるまで、ありとあらゆるものづくりのデザイン・設計・創造をテクノロジーの力でサポートしています。建設、製造、メディア & エンターテインメント業界における業務の効率化・自動化を促進する業界に特化したソリューションを搭載したインダストリークラウドを提供するほか、部門間のみならず業界全体の連携を実現し、業務プロセスを横断的にサポートする「デザインと創造のプラットフォーム」を展開し、より良い未来を築くべく、新たな可能性に挑戦するすべてのイノベーターを支援しています。詳細については、https://www.autodesk.com/jp をご覧になるか、Autodesk のソーシャルメディアをフォローしてください。 #MakeAnything

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