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オートデスク ニュース

AEC 業界に没入型のデザイン レビューを提供する Autodesk Workshop XR

オートデスク本社は、先般開催したデザインと創造(Design & Make)のカンファレンス Autodesk University 2023 にて、Autodesk Construction Cloud(ACC)に接続された没入型のデザイン レビュー ワークスペースである Autodesk Workshop XRTM(※1)を発表しました。Workshop XR は、建築・エンジニアリング・建設(AEC)業界に、より効率的かつ効果的なデザイン レビューを提供します。このようにリアルタイムで体験を共有することで、複数のチームがあらゆる場所から 3D モデルとそれらのデータを確認できるようになり、 意思決定の改善、およびプロジェクトの収益性と持続可能性の向上につながります。

<Autodesk Workshop XR は没入型のワークスペースであり、建築、BIM/VDC、建設エンジニアリングのすべてのチームがここで一緒に 3D モデルをリアルタイムでレビューして、共同作業を行うことにより、問題を追跡し、重大な間違いを見つけ、空間を的確に把握することができます。すべてが Autodesk Construction Cloud に直接接続されています。>

 

オートデスクの XR 担当シニア ディレクター兼ゼネラル マネージャーのニコラス・フォンタ(Nicolas Fonta)は次のように述べています。

「Workshop XR は、建築家や建築技師によるプロジェクトの計画とレビューの仕方を変革するものです。建築プロジェクトで予算を超過してしまう場合、そのほとんどが、建設が始まってから問題が発見されることが原因となっています。多くのお客様が、分散した複数のチームでデザイン レビューを行なわなければならないという共通の課題を抱えていることが分かっています。」

オートデスクのデザインと創造のプラットフォームは、プロジェクト ライフサイクル全体においてチーム、データ、ワークフローを 1 つにまとめ、短期間でより良い成果をあげるためのクラウド接続型ソフトウェア ソリューションで構成され、Workshop XR と ACC はその一部として提供されます。Workshop XR により、AEC チームはプロジェクトのレビューを行い、共同作業をすることにより、問題を追跡し、間違いを見つけ、空間を的確に把握できます。Workshop XR は、ACC のデータの自動接続、準備不要のモデル ローディング、同期型の問題追跡により、摩擦のない効率的なデザイン レビューを可能にします。

フォンタはさらにこう続けます。「Workshop XR を使用することで、AEC チームは 1:1 のスケールでモデルを詳しく検証でき、実際の環境に置いたときにプロジェクト データがどのようになるのか、共通の理解を持つことが可能です。これによって、設計の意思決定が改善され、 無駄と手直しのコストが抑えられ、チームの出張が減ることから、お客様の利益につながるだけでなく、地球のためにもなります。」

Autodesk Workshop XR は、Meta Quest 2、Meta Quest Pro、Meta Quest 3 ヘッドセットで使用できます。

<Autodesk Workshop XR では、複数のユーザーが 1:1 のスケールで 3D モデルのレビューを一緒に行い、実際の環境に置いたときにプロジェクトがどのようになるのかを知ることができます。>

 

Meta のプロダクト ディレクターであるジェイミー・キーン(Jamie Keane)氏は次のように述べています。

「Meta と Autodesk が連携することで、未来の働き方についての両社共通のビジョンを形にできます。Meta Quest ヘッドセットと Meta Avatars は、新たな次元のコラボレーションとプレゼンスをもたらす Workshop XR への安全な接続を可能にします。このような没入型の体験は、創造性を高め、達成できることの可能性を広げることで、チームの働き方を変革します。」

持続可能な設計とエンジニアリングのグローバル リーダーである Stantec は、Workshop XR の先行提供版を利用して、設計レビューを円滑化・改善しています。

Stantec の BIM/VDC マネージャーであるジョン・マタルッチ(Jon Matalucci)氏は次のように述べています。

「Autodesk Workshop XR は、コラボレーションのあり方に大きな付加価値をもたらしてくれています。弊社の従業員の活動拠点は 400 を超えています。Workshop XR により、アプローチしやすく、リアリティのある 1 つのワークスペースで、チームがまとまって作業できるようになりました。全員が並行して作業を行ない、共通のデータ環境で同じ情報を共有することが可能です。その結果、問題を効率的に解決できるようになりました。Workshop XR のおかげで、スマートに仕事をこなし、最高のプロジェクトをお客様に提供することに集中して取り組めています。」

<Autodesk Workshop XR により、Autodesk Construction Cloud の 3D モデルとデータを確認し、プロジェクトの問題を早い段階で見つけて修正することで、コストのかさむ手直しや遅延を防止できます。>

 

Workshop XR は、AEC デザイン レビューのためのアクセスしやすい接続型の仮想ワークスペースであり、差別化の重要なポイントをおさえたつくりになっています。主な機能は以下のとおりです。

  • 動的な仮想ワークスペース:Workshop XR のアジリティの高い没入型のワークスペースは、バーチャル リアリティ(VR)のあらゆる体験レベルの AEC コラボレーションを合理化するよう設計されています。チームは、複雑に入り組んだ設計を事細かに分析できます。
    準備不要のモデル ローディング:Workshop XR により、複数の AEC チームが一緒に Autodesk Construction Cloud の大小のモデルをリアルタイムで簡単に体験・分析できます。
  • Autodesk Construction Cloud のデータへのフルアクセスプロジェクト データは、Autodesk Construction Cloud から Workshop XR へと直接ストリーミングされます。複数のチームが 1 つの信頼できる情報源を使ってファイルと課題を確認し、VR を超えて空間を把握できます。

<Autodesk Workshop XR は、デザイン レビューのためのハイブリッド アプローチを提供します。複数のチームが自分のデスクトップもしくはバーチャル リアリティを使って、プロジェクトを一緒にレビューできるようになっています。>

 

フォンタは次のように述べています。

「Workshop XR が導入されることで、AEC 業界でどのようなことが成し遂げられるようになるのか楽しみでなりません。効果的かつ効率的なデザイン レビューを円滑に行えるようになることで、顧客満足度を超えた、さらなる影響がもたらされます。 住宅、コミュニティ、そして職場の未来に向けたイノベーションが促進されることになるでしょう。」

 

1)現在、Autodesk Workshop XR の対応言語は英語のみ(無料トライアルの順番待ちリストにご登録いただく必要があります)。日本語対応の時期は未定です

※ Autodesk Workshop XR の詳細な情報はこちらを参照ください

 

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Autodesk Japan Communications

オートデスク株式会社 コミュニケーションズチームです。企業情報、製品・サービスからテクノロジーやパートナーシップまで幅広いトピックに関する記事をお届けします。

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