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オートデスク ニュース

Autodesk とスポーツ用品メーカーのデカトロン、 Autodeskの AI 技術を利用して未来のダイビングフィンを開発中

市場ベンチマークと比較して、カーボンフットプリントを 50% 削減

米国 Autodesk 社(本社:米国カリフォルニア州/プレジデント兼 CEO:アンドリュー・アナグノスト、以下、Autodesk)は、フランスのスポーツ用品メーカー兼販売業社デカトロンと Autodesk の AI 技術を活用したプロジェクト第 2 弾として、未来のダイビングフィンを開発中です。

Autodesk が発行した「2024 年版  デザインと創造の業界動向調査」によると、世界中のビジネスリーダーは、よりサステナブルな社会を実現するための代表的なテクノロジーとして AI を挙げています。ビジネスリーダーの 78% は AI が業界を発展させると考えており、79% が業界をよりクリエイティブにすると考えています。Autodesk とデカトロンによる今回の新しい共同プロジェクトは、その具体的な例となっています。

実際、両社は 2020 年に「未来の自転車」に取り組み、そのフォークデザインは Autodesk Fusion のジェネレーティブ デザインを使用して考案され最適化されました。そして、今回両社は共同プロジェクトの第 2 弾として、Autodesk のデザインと創造のプラットフォームを使用して、2025 年に販売予定の未来のダイビングフィンの開発プロジェクト「React フィン」を進めています。

テクノロジーとサステナビリティがイノベーションの可能性を広げる中、デカトロンはダイビングスポーツの象徴であるフィンを根本から見直すという課題に取り組んでいます。この意欲的なプロジェクトは、技術の飛躍的進歩を意味するだけでなく、パフォーマンスとサステナビリティが調和して共存できることを証明するサステナブルなビジョンを体現し、ビジネスと人類の新境地を切り開くものです。

「React フィン」プロジェクト紹介動画配信中

 

Autodesk とデカトロン:長年のパートナーシップ

デカトロンは創業以来、スポーツ愛好家のニーズに可能な限り応える製品を設計・製造してきました。また、アマチュアおよびプロのスポーツ選手の新しい習慣に対応し、常に改革を続けてきました。

2020 年、Autodesk とデカトロンは、先見的なプロジェクトの一環としてレーシングバイクのデザインを再考し、これらの新しいデザインおよびシミュレーション技術を活用するだけでなく、新しい社内コラボレーションプロセスも構築しました。現在進行中の「React フィン」プロジェクトは、この「未来のバイク」プロジェクトにインスパイアされたものです。

ジェネレーティブ デザインの技術により、エンジニアが設定した正確な制約条件の中から、特定の設計問題に対する数十から数百もの利用できるソリューションを数分で提示することができます。このテクノロジーは、アルゴリズム、機械学習、計算幾何学を使って、複数のソリューションを迅速に検討します。デザイナーには、さまざまな基準を満たす最適化されたソリューションが数多く提示されます。このプロセスによって、製品の設計と最適化の方法が根本的に変化します。経済的なメリットだけでなく、ジェネレーティブ デザインによってデザイナーは、どの分野であれ、より迅速で、スマートかつサステナブルな形で製造できるようになります。

Autodesk の設計・製造アカウントエグゼクティブであるシルヴァン・ルグランは次のように述べています。

「このプロジェクトは、デザイナーのクリエイティブなプロセスにおいてジェネレーティブ デザインが本質的に必要であることを見事に物語っています。このデカトロンとのプロジェクトでは、Autodesk のテクノロジーが不可欠な要素になっています。製品の設計と製造において必須のフェーズであり、デザイナーが可能性を広げるための手助けをします。Autodesk とデカトロンのコラボレーションによって AI、クリエイティビティ、サステナビリティを組み合わせることで、消費者の新たな期待に応えます。また、デザイナーがこれらの新しい設計・製造テクノロジーに慣れ親しむことで、将来的な製品を生み出すことができるようになりました」

 

React フィン」プロジェクトについて

「React フィン」は単なるフィンにとどまらず、環境への影響を軽減するためのテクノロジー利用における大きな一歩であり、私たちが日常的に使用するモノのデザイン、使用方法、考え方を刷新するものです。今回のコラボレーションにより、Autodesk とデカトロンはエコ・イノベーションへの一歩を踏み出し、模範を示しています。

FF 500 React フィンは、Autodesk Fusion によって、できるだけ少ない材料でフィン形状を生成することを可能にしました。また、市場のベンチマークと比較して、カーボンフットプリントを 50% 削減しました。リサイクルプラスチックで作られたこの単一素材のフィンは、使用後は廃棄することなくリサイクル可能です。

このフィンをデザインしたデカトロンのプロダクトエンジニアであり、素材のスペシャリスト、そしてスキューバダイビング愛好家でもあるアルマン・マセ氏は、従来のダイビングフィンのデザインを完全に見直しました。「私たちの目的は、古典的なモデルから離れて、まったく新しいアプローチを取り入れることで革新的なものを作ることでした」と彼は述べています。それは、足元から先端に向かって剛性が低下する従来のモデルとは異なり、エコデザインの厳しい基準を満たしながら一定の厚みを保つフィンをデザインすることでした。「私たちはゼロから始めることにしました」と彼は述べており、現在のフィンのシリーズと比較して、製品の環境への影響を最小限に抑えるという意欲を明確にしました。

このような革新的なアプローチを採用することで伝統的な手法に挑戦し、新たな創造性とエコロジーの可能性を切り開くことができたのです。

 

エコイノベーションへの挑戦

デカトロンのサーキュラリティ プロジェクト リーダー兼デザイナーであるラファエル・ヴィス氏は、次のように述べています。

「ジェネレーティブ デザインによって、私たちは新たな世界を切り開き、これまでは手の届かなかったデザインソリューションを想像できるようになりました」

ジェネレーティブ デザインや AI などの新しいテクノロジーを活用することで、デカトロンのような企業は、消費者の購買がもたらす影響への意識が高まる中で、市場を再定義することができます。環境への影響をイノベーションの中心的な推進力として取り入れることで、サステナビリティの認識が根本的に変化します。サステナビリティはもはや制約ではなく、新しいテクノロジーや作業方法を開発するためのきっかけであると言えます。

環境への影響を軽減する軽量化に加え、「React」フィンは新しい美しさを提供します。ラファエル・ヴィス氏は Autodesk の協力を得て革新的な製品を市場に送り出したことへの誇りとともに、以下のように述べています。

「私たちは製品に対する見方を変えました。もはやパワーやスピードだけの問題ではなく、軽さ、美しさ、環境への影響も重要なのです」

 

デカトロンについて

デカトロンは、初心者から一流アスリートまで、あらゆるレベルの練習に対応する革新的なスポーツ用品を製造する世界的なマルチ・スペシャリスト・スポーツ・ブランドです。全世界に 101,000 人の従業員と 1,750 の店舗を擁するデカトロンとそのチームは、1976 年以来、スポーツのすばらしさを通じて人々に感動を与え、持続可能な未来において人々がより健康で幸せになることを支援するという、一貫した目標の達成に取り組んでいます。

 

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Autodesk Japan Communications

オートデスク株式会社 コミュニケーションズチームです。企業情報、製品・サービスからテクノロジーやパートナーシップまで幅広いトピックに関する記事をお届けします。

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